札幌は、日本で5番目に大きな都市という言葉から多くの人が想像するより、はるかに多彩な魅力を持っています。優れた食文化、世界屈指のスキー場へのアクセスのよさ、北海道の素晴らしい食材、そして雪まつりの並外れたスケールが重なり、どの季節に訪れても価値のある街です。ここで紹介する18の体験は、街とその周辺が提供する最良のものです。
1. サッポロビール博物館とビヤガーデン
1890年に北海道産の赤煉瓦で建てられた、サッポロビール発祥の醸造所は、現在は無料の博物館となっており、1876年の創業から現在の日本最古のビールブランドになるまでの歴史をたどれます。展示は、北海道でのドイツ式ラガーの醸造の歴史、明治初期の輸出事業、ブランドの進化を扱っています。試飲の生ビールは1杯200円です。
隣接するビヤガーデンはさらに魅力的で、改装された倉庫の中で、ドーム型の鉄板で焼く子羊や羊の肉と生ビールが食べ放題・飲み放題になるジンギスカンのコース(90分で3,900円)が楽しめます。にぎやかで打ち解けた雰囲気で、まさに札幌らしい体験です。レストランはランチが11時30分から、夜は17時から営業しており、繁忙期の夕食は予約をおすすめします。
2. 二条市場の海鮮朝食
二条市場は朝6時に開き、いちばん新鮮な海産物が最も早く届きます。市場内のカウンター式の食堂では、開店後まもなくから海鮮丼が出されます。ウニ丼は品質と量によって2,000〜4,000円、いくら丼は1,500〜2,500円、両方とホタテを組み合わせた丼は3,500〜5,000円ほどです。
市場がいちばん活気づくのは7時から9時で、商売が盛んで屋台にも人が揃っています。6時30分に着けば、いち早く選べます。ズワイガニの脚は茹でたものが屋台で売られ、そのまま食べられます。小さなハサミ(800〜1,500円)は市場のおやつにぴったりです。市場は札幌駅から徒歩10分、市の中心部からは5分です。
3. さっぽろ雪まつり(2月上旬)
雪まつりのメイン会場である大通公園(無料)は、12ブロックにわたり、プロのチーム、アマチュアグループ、自衛隊の施設部隊が約2週間かけて作る雪氷像で埋め尽くされます。海外の名所を再現した大規模な像が、抽象的な氷の造形や日本のポップカルチャーのキャラクター像と並びます。夜には像が劇的にライトアップされ、撮影のベストタイムは夕暮れ(2月は午後4時30分ごろ)から22時の消灯までです。
新林公園にあるつどーむ会場(200円)には、雪遊びの体験コーナーと大きな雪のすべり台があります。祭り期間中の宿は6〜12か月前に予約してください。通常のホテル料金は倍になり、空室もあっという間になくなります。
4. 北海道大学のイチョウ並木(11月)
北海道大学のキャンパスにある長さ380mのイチョウ並木は、10月最終週に一面が黄金色に変わり、11月上旬にかけてピークを迎えます。葉の落ちた木々の下に敷きつめられた黄色い落ち葉の絨毯は、ピークの時期を過ぎても色彩の見どころを長引かせます。ピーク時でなく落葉の時期に訪れても、違った、しかし同じくらい印象的な構図で撮影できます。キャンパスへの入場は無料で、24時間開放されています。
5. もいわ山の夜景
もいわ山ロープウェイ(往復2,100円)は22時まで運行しており、札幌の夜景を見るのに最適です。標高531mの展望台からは、街全体の碁盤の目と、明かりの灯る通りの向こうに暗い山並みが広がる景色を見渡せ、北海道三大夜景のひとつとされています。おすすめは、21時30分ごろの最終のロープウェイで上がり、展望台で20〜30分過ごして、最終のゴンドラで下る方法です。晴れた冬の夜がいちばん見応えがあります。
6. 大通公園の季節のイベント
公園では、どの季節にも大きなイベントが開かれます。さっぽろライラックまつり(5月)、さっぽろ夏まつりのビアガーデン(7月上旬から8月中旬、入場無料で、日本の各地のビール醸造所の屋台が並ぶ)、オータムフェスト(9月、北海道の食材のマーケット)、そして2月の雪まつりです。大きなイベントがなくても、昼休みや夕方の散歩には市内で最適の場所で、特に札幌市役所に近い西側の区間は人が少なくなります。
7. 狸小路のアーケード散策
狸小路は、市の中心部の南に延びる全長900mのアーケード商店街で、1870年代から営業を続けており、均一に近代的になりがちな日本のアーケードのなかでは珍しいレトロな雰囲気を残しています。北海道の工芸品を扱う個人商店、骨董店、ドラッグストアチェーン、居酒屋、専門食材店が並んでいます。買わずにぶらぶら歩くには札幌で最適の場所で、アーケード内にはよいランチ店もいくつかあります。
8. 夜のラーメン横丁
すすきのにある元祖ラーメン横丁は、18時に開店して午前3時まで営業しています。8〜12席のカウンターを備えたラーメン店17軒がひしめく細い路地です。札幌味噌ラーメン(800〜1,200円)は地元の決定版のスタイルで、中華鍋で炒めた野菜を加えた濃厚で不透明な味噌スープに、バターとコーン、縮れ卵麺がのります。19時から21時に着くと、すべての店が営業し路地がにぎわっていて、最も充実した体験ができます。深夜(午前0時以降)は静かで、お客さんの合間に店主と会話できることもあります。
札幌のフードツアーでは、ラーメン横丁と地元の名物を巡ります。
9. 小樽への日帰り旅行
JRの快速エアポートで40分の小樽(750円)は、札幌からの日帰りで最も得るものが多い行き先です。歴史ある港町には、保存状態のよい運河地区(小樽運河、散策は無料)、ガラス吹きの工房やオルゴールの工房(体験は1,500円から)、そして日本で最も有名な寿司通りである小樽寿司屋通りがあります。1貫100円からで、北海道の海の幸の寿司(マグロ、ウニ、ホタテ、サケ、カニ)のコースは1人2,000〜5,000円です。運河地区は、石造りの倉庫に明かりが灯る夕暮れ時が雰囲気抜群です。
札幌発の小樽日帰りツアーは、送迎と運河観光がセットになっています。
10. 定山渓温泉への日帰り旅行
定山渓温泉は札幌の南30kmの山あいにあり、市の中心部からバスで行けます(60分、片道1,100円)。温泉施設のある旅館とホテルが約15軒あり、大きな施設での日帰り入浴は1,000〜1,500円です。渓谷の景観は、秋(紅葉は10月下旬)と、周囲の山に雪が積もる冬が特によいです。
11. ニセコのスキー場(12〜4月)
ニセコは、札幌から直通バス(片道2,000〜3,000円)かJRとバスの乗り継ぎで約2時間の距離にあり、パウダースノーの質では世界でも屈指のスキーの目的地と広く評価されています。シーズンの平均積雪は15mに達し、北海道と日本北部以外ではめったに見られない、軽くて乾いたパウダースノーが積もります。1日リフト券は、グラン・ヒラフ、花園、アンヌプリ、ニセコビレッジの4つの連結エリアのうちどこかで5,000〜8,000円です。スキーとスノーボードのレンタルは、リゾートで1日約4,500円から借りられます。
レッスンや用具についてはニセコのツアーとアクティビティを、詳しくはニセコのスキーリゾートガイドをご覧ください。
12. 登別温泉への日帰り旅行
登別は札幌からJR特急で1時間30分(2,570円)、北海道で最も有名な温泉町です。地獄谷は、沸騰する泥の池、硫黄の噴気孔、町の上の斜面から蒸気を上げる小さな流れが広がる火山地形で、無料で歩けます。大きな温泉ホテル(第一滝本館、グランドホテル)の日帰り入浴は約1,000円で、同じ施設内で泉質の異なる数十の浴槽が利用できます。地獄谷の散策と2時間の入浴を組み合わせれば、充実した半日になります。
登別温泉ツアーには、地獄谷への送迎が含まれています。
13. 北海道神宮と森の散策
北海道神宮は、札幌中心部の西にある木々の茂る円山エリアにあり(大通から地下鉄で円山公園駅まで15分)、北海道で最大かつ最も重要な神社です。円山公園を通る森の参道は、市内で最も雰囲気があります。桜の季節(4月下旬から5月上旬)は、参道の上にピンクの天蓋ができ、北海道の北の緯度のため、日本で最も遅い桜のひとつです。入場は無料です。
14. さっぽろアートパーク
札幌の南の定山渓の麓にあるさっぽろアートパーク(700円)は、屋内の現代美術館と、40ヘクタールの森の中に約60作品を配置した野外彫刻公園を併せ持っています。屋外のコレクションには、国際的な彫刻家の作品が木々の間に展示され、周囲の丘を見渡せます。夏か初秋の訪問がおすすめで、冬は屋外の彫刻の多くが雪に覆われます。札幌駅からバスで行けます(50分、480円)。
15. 美瑛の青い池への日帰り旅行
北海道中央部の美瑛エリアにある青い池は、火山性の流入水に含まれる水酸化アルミニウムの粒子によって鮮やかなターコイズ色になる水域で、日本で最も多く撮影される自然現象のひとつです。札幌からの日帰りには、JRで美瑛まで(2時間、2,590円)行き、そこから路線バスかタクシーで池へ向かいます。入場は無料で、池は夏と秋にいちばん鮮やかです。冬は、凍った水面をスノーシューかスキーで横断するツアーとなり、違った、しかし同じくらい劇的な体験です。
美瑛と青い池のツアーなら、交通の問題が解決します。
16. 富良野のラベンダー畑(7月)
富良野は札幌からJRとバスで2時間(往復約3,000円)で、日本で最も有名なラベンダー畑があります。主にファーム富田で、入場は無料、ラベンダーのピークは通常7月の最初の2週間です。ラベンダーのほかにも、ポピー、サルビア、マリーゴールドなど色とりどりの花を育てており、丘の斜面で縞模様のように見えます。この地域は北海道の乳製品の産地でもあり、ファームのラベンダー味のソフトクリームは400円です。
市街地の外の田園風景については、富良野エリアガイドと北海道の自然・野生動物ツアーでご案内しています。
17. 北海道開拓の村
札幌中心部から30分の野幌森林公園にある野外博物館、北海道開拓の村(800円)には、北海道各地から移築された明治・大正期(1868〜1926年)の建物が約60棟保存されています。農家、ニシン漁の集落、商家の町並み、鉄道駅、開拓期の公共建築などがあります。夏には馬車がサイトを巡ります(入場料に含まれます)。半日の過ごし方としてよい選択肢で、建物が雪に覆われる冬は特におすすめです。
人気の体験は早めに予約: 札幌のツアーとアクティビティには、ガイド付きのオプション、行列に並ばないチケット、文化に浸れる体験があります。
18. 札幌発の日帰り旅行の比較表
| 行き先 | JR/バスの所要時間 | おおよその費用 | ベストシーズン | 主な見どころ |
|---|---|---|---|---|
| 小樽 | JRで40分 | 合計1,500円 | 通年 | 運河と寿司 |
| 定山渓 | バスで60分 | 合計2,200円 | 10〜3月 | 山の温泉 |
| 登別 | JRで90分 | 合計5,140円 | 通年 | 地獄谷と温泉 |
| ニセコ | バスで2時間 | 8,000〜12,000円 | 12〜4月 | パウダースキー |
| 富良野 | JR+バスで2時間 | 合計6,000円 | 7月 | ラベンダー畑 |
| 美瑛の青い池 | JR+バスで2.5時間 | 合計5,180円 | 6〜10月 | 青い池 |
| さっぽろアートパーク | バスで50分 | 合計1,660円 | 5〜10月 | 森の彫刻 |
| 開拓の村 | バスで30分 | 合計1,600円 | 通年 | 開拓期の建物 |
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