日光国立公園の岩の間を流れ落ちる森の滝

日光旅行ガイド: 世界遺産の社寺と山の景色

世界遺産の日光東照宮、華厳の滝、中禅寺湖の見どころと、東京から約2時間で行く方法をまとめました。

日光は東京の北140キロ、栃木県の山あいにある人口8万5,000人の山の町で、日本でも屈指の華やかな宗教建築が集まっています。初代徳川将軍・家康の霊廟である東照宮は1630年代に建てられ、色彩、工芸、規模で訪れる人を圧倒することを意図して造られました。数百年の崇敬を経ても、その魅力は少しも薄れていません。社寺の門の先には日光国立公園が広がり、山、滝、カルデラ湖と、歴史的な中心部とはまったく異なる自然の景色が1日かけて楽しめます。

日光へのアクセス

東京の浅草駅から東武特急のスペーシアまたはリバティに乗るのが標準的なルートです。所要時間は1時間50分、指定席が2,740円です(特急は座席指定が必要です)。東武にはより安い速い普通列車もあり、約2時間10分かかりますが、予約は不要です。

JRパスを持つ場合は計算が変わります。東京から東北新幹線で宇都宮まで(約50分、パス対象)、そこからJR日光線に乗り換えて45分(1,150円、こちらもパス対象)です。パスなしでこのルートを使うと運賃は約3,640円に1,150円が加わるため、パスなしでは東武より高くなりますが、パスがあれば無料です。JR日光線が走るのは日光の町までで、国立公園エリアへのバスは東武が運行しており、別途の支払いか日光パスが必要です。

市内の移動については、日光の交通ガイドで電車とバスを詳しく紹介しています。

東京から日帰りで行く場合は、東京発の日光日帰り旅行ガイドで、交通手段とツアーの選択肢を整理しています。

東照宮では毎年10月に秋の祭典が行われます。日程と見どころのコツは、日光の秋季大祭のイベントガイドをご覧ください。

日光パス

日光フリーパス(浅草発4日間4,600円)は、バスを利用する予定があれば検討する価値があります。浅草から日光までの東武特急の往復、中禅寺湖へ向かういろは坂を含む日光エリアのバス乗り放題、主要な見どころの割引が含まれます。パスがない場合、日光から中禅寺湖までのバスは片道1,150円です。

東照宮

東照宮は、1600年に日本を統一し、1868年まで続く徳川の治世を築いた将軍、徳川家康の霊廟です。現在の社殿の造営は1634年、孫の家光のもとで始まりました。家光は1万5,000人の職人を動員し、大量の金箔、漆、彫刻を使って、徳川の血筋の永遠の権威を示す建築を造り上げました。

その結果は、日本の他のどの宗教施設とも異なります。多くの寺社が控えめさと自然素材の美しさを重んじる一方、東照宮は色彩で輝いています。陽明門だけでも、龍、獅子、鳥、牡丹、神話上の生き物など、400を超える彫刻が施されています。門の柱の1本は、あえて文様を逆さにして未完成にされています。完全なものは災いを招くとして、建物が完璧にならないようにしたといわれます。

1,300円の共通券は、本殿、神厩舎(有名な「見ざる・聞かざる・言わざる」の猿の彫刻があります)、坂下門の上の眠り猫の彫刻、そして杉木立を抜ける約200段の道を上った頂上にある家康の墓所までをカバーします。開館時間は4月から10月が8:0017:00、11月から3月が8:0016:00です。

東京発の日光日帰りガイドツアーは、東照宮、大猷院、杉並木の参道を決まった順路で回り、きらびやかな造りの背景にある徳川家の野心についても解説します。

輪王寺

輪王寺は日光の主要な仏教寺院で、766年に僧の勝道上人が開いた、東照宮より900年近く古い寺です。三仏堂(400円)には、阿弥陀如来、千手観音、馬頭観音の3体の巨大な金色の木造仏が安置されています。境内には庭園の逍遥園(300円)もあり、周囲の山々を映す池を中心にした回遊式の庭です。

二荒山神社

二荒山神社(200円)は、日光エリアにある3つの二荒山神社のひとつで、男体山、女峰山、太郎山の3つの霊峰を祀っています。日光の本社は767年に創建され、東照宮と並ぶ主要な社寺エリア内にあります。隣の東照宮より古く、建築様式も控えめで、比べて見る楽しみがあります。

大猷院

大猷院(550円)は、祖父をたたえて東照宮を築いた将軍、徳川家光の霊廟です。家光は自らの霊廟が東照宮のほうを向き、規模はより控えめであるよう望みましたが、「控えめ」といっても相対的なものです。大猷院には、森の中を丘の上の本殿へ向かって、華やかな門が連なります。建築の質は東照宮に匹敵しながら、訪れる人は少なめです。両方を見た人の多くは、大猷院のほうが雰囲気があると評価します。

日光国立公園

国立公園は日光の町を囲み、栃木県と福島県にまたがる山、湖、高原へと続きます。日光からの主な見どころは華厳の滝と中禅寺湖の組み合わせで、いろは坂のつづら折りの山道をバスで45分上ります。

華厳の滝

華厳の滝(滝壺の観瀑台へのエレベーターは570円)は、中禅寺湖の水が流れ落ちる、落差97メートルの一段の滝です。上にある無料の展望台からは滝の全景が広く見渡せ、エレベーターで下ると滝壺近くの小さな展望台から、水の勢いと規模を間近に体感できます。大雨の後は、水しぶきが展望台まで届きます。周囲の森は、10月下旬から11月に見事に色づきます。

中禅寺湖

中禅寺湖は標高1,269メートルにあり、近くの火山、男体山の溶岩流によってできました。湖は周囲12キロで、日光の町からバスで約45分です。湖畔の散策、特に中禅寺温泉から北端の竜頭ノ滝までの3キロの区間は、関東でも指折りの紅葉の中を歩けます。竜頭ノ滝は、川が広い岩棚を流れ落ちて湖に入る滝で、見学は無料です。周囲のカエデが色づく11月は特に見事です。

戦場ヶ原

戦場ヶ原は湖の北に広がる高地の湿原で、約3キロの木道が通っています。無料で、歩くのに2~3時間かかり、開けた湿原から周囲の山々を眺められます。専門の装備なしで日光から行ける、本当に野性味を感じられる数少ない散策路のひとつです。

日光江戸村

日光江戸村(4,800円)は、江戸時代の街並みと建物を再現したテーマパークで、商人、侍、忍者に扮した役者が登場します。忍者ショーや体験型の催しは入場料に含まれます。あからさまに観光向けですが、完成度が高く、この時代に興味がある人には十分に楽しめます。日光駅から3キロの距離で、バスで行けます。


季節ごとの見どころ

季節見どころ備考
春(4~5月)輪王寺の桜、ハイキングコースの新緑4月は神橋の沿道に桜が咲きます
夏(6~8月)ハイキング、湖畔の涼しい山の空気山の天気は変わりやすく、雨具が必要です
秋(10~11月)関東随一の紅葉、竜頭ノ滝と湖畔週末は混雑するため、宿は早めに予約を
冬(12~3月)雪をかぶった社寺、人出がずっと少ない一部のバスは減便、社寺の階段にはアイゼンが便利です

日光と箱根の比較

どちらも東京からの定番の日帰り先です。箱根と日光の比較では、主な違いを解説しています。社寺建築と山の景色なら日光、富士山の眺めと温泉宿なら箱根です。

日光旅行を計画中ですか? 日光のツアーとアクティビティでは、ガイド付き体験や文化体験、主要スポットを地元の知識とともに楽しめます。日本行きの航空券は季節によって大きく変わるため、早めに比較して安い運賃を確保しましょう。予約の前に日本の旅行保険を手配し、到着してすぐデータ通信ができるようAiralo日本eSIMも用意しておくと安心です。

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日光は関東地方にあります。東京近郊の観光地の概要は、関東地方ガイドをご覧ください。

出発前に確認したい公式情報: 日本政府観光局、日本のユネスコ世界遺産リスト、環境省の国立公園ページ。

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