広島は、少なくとも丸2日かけて巡る価値があります。平和記念公園一帯だけで3〜4時間かかり、さらに城、縮景園、お好み焼きの街を加えれば、初日がいっぱいになります。2日目は宮島です。以下に、定番から見落とされがちな場所まで、広島でしたいことを16個紹介します。
1. 平和記念資料館
平和記念資料館(200円)は、歴史的・道徳的な重みにおいて、日本で最も重要な博物館です。展示は、1945年8月6日の広島への原爆投下とその結果を、政治的な抽象論を超えた正確さで伝えています。個々の被害者が特定され、写真、遺品、死に至る状況が示されます。8時15分で止まった腕時計。炭化した米がそのまま残る、焼けた子どもの弁当箱。熱線で人の影が焼きつけられた石段。
平和記念ツアー(ガイド付き)では、地元のガイドや被爆者の体験談の語りを交えて、背景を知ることができます。
資料館の第2部では、日本による核政策の提言と、核廃絶に向けた国際的な運動が続いていることを扱っています。2〜3時間を見込んでください。資料館は18時に閉館します。入場料は大人200円です。
2. 原爆ドーム
原爆ドーム(無料)は、広島県産業奨励館の骨組みだけが残った廃墟で、爆心地付近で一部が残った唯一の建物です。ドームの骨組み、つまりむき出しの鉄骨は、今は錆びた状態で保存され、爆心地から160メートルの元安川の岸に立っています。1996年にUNESCOの世界遺産に登録されました。
ドームは、川沿いの道から、一日中いつでも見られます。夜は下から照らされ、骨組みが暗い空を背に浮かび上がります。昼も夜もそれぞれの重みがあり、文章や写真では伝わらない形で、起きたことの規模が現実のものとなります。
3. 平和記念公園の早朝散歩
8時前の平和記念公園(無料)を歩くと、公園の静けさと広がりを味わえます。原爆死没者慰霊碑、1964年から燃え続け、すべての核兵器が廃絶されるまで燃やし続けることを意図した平和の灯、ドームを映す元安川。これらは、人のいない早朝にはまったく違った趣をもちます。慰霊碑、灯、ドームの配置は意図的で、一直線に並んでいます。これは、設計者が直接向き合う象徴として意図したものです。
4. 原爆の子の像
原爆の子の像(無料)は、原爆の子どもの犠牲者、特に12歳で放射線被ばくにより白血病を発症し、1955年に亡くなった佐々木禎子さんを追悼しています。千羽鶴を折る彼女の話がきっかけで、日本中の学童が広島に折り鶴を送り始めました。像には毎年数千万羽の折り鶴が届き、台座の周りのガラスケースに展示されています。頂上の像は、両腕を広げて折り鶴を掲げる少女を表しています。
5. 国立広島原爆死没者追悼平和祈念館
国立広島原爆死没者追悼平和祈念館(無料)は、平和記念資料館の隣にある、大部分が地下の建物で、黒川紀章の設計です。内部には、破壊された街のパノラマ写真のある円形のホール、判明している原爆死没者(推定30万人以上)の名前の名簿、静かに祈る個々の空間があります。資料館ほど訪れる人は多くありませんが、より親密で、名簿は平和記念施設全体の中でも特に心を打つ展示のひとつです。
6. 広島城
広島城(370円)は1589年に建てられ、1945年の原爆で破壊されました。現在の5層の天守は、1958年に鉄筋コンクリートで再建されたもので、封建時代の広島の歴史を伝える博物館として使われています。上の階の武家の甲冑の展示は、中国地方でも屈指の見せ方で、最上階から平らな街と遠くの山並みを望む眺めが、戦前の広島の都市配置を理解する地理的な手がかりになります。周囲の堀と土塁は、16世紀の当時のものです。
7. 縮景園
縮景園(260円)は17世紀の回遊式庭園で、島や橋、ミニチュアの景勝をもつ池を中心に造られています。庭園は1945年に壊滅し、その後数十年かけて復元されました。密に植えられた木々が街の音を和らげ、広島中心部で最も静かな場所のひとつです。庭園は3月下旬(池の上の桜)と11月(紅葉)が最も美しい時期です。正門近くでは、中央の池の鯉に餌をやれます。
8. 広島県立美術館
広島県立美術館(510円、企画展は別料金)は縮景園の隣にあり、19世紀後半から20世紀の日本と西洋の美術のコレクションを所蔵しています。特に新版画とシュルレアリスムの作品が充実しています。美術館の建物は庭園を見下ろし、庭園の入場と合わせて90分ほどで快適に回れます。
9. お好み村
お好み村は、広島中心部のパルコ百貨店の近くにある3階建ての建物で、25の個人店のお好み焼き屋が入り、それぞれ1人の料理人が、広島風のレシピに独自の小さなアレンジを加えています。建物は明確にフードホールとして構想されており、各店で、調理する鉄板の目の前にカウンター席があります。料金は基本のもので800円から、追加(豚肉の増量、牡蠣、チーズ)で1,200円までです。昼の行列を避けるため、開店時(11時)か14時以降に行きましょう。
層状の広島スタイルを自分で学ぶなら、お好み焼きの料理教室を予約してください。
10. 流川の歓楽街
平和記念公園から徒歩15分の流川エリアは、広島の夜の主な歓楽街で、居酒屋、焼き鳥店、カラオケバー、立ち飲みの日本酒バーが並ぶ細い通りが碁盤の目のように広がります。居酒屋の料理と飲み物でひと晩楽しむなら、1人2,000〜3,500円が目安です。金曜と土曜の夜はより賑やかになり、平日の夜は落ち着いた地元の雰囲気です。
広島のナイトフードツアーでは、英語を話すホストと居酒屋の路地を巡れます。
11. 三滝寺の森の散歩
三滝寺(200円)は、広島西部の丘にある寺院で、広島駅からJRで三滝駅まで20分です。境内は森の丘を登り、3つの塔と小さな堂が続きます。石段や木造の堂に覆いかぶさるもみじの紅葉は、市内でも屈指の美しさです。上の境内への登りは急ですが、誰でも行けます。90分を見込んでください。
12. 広島市現代美術館
現代美術館(360円、企画展は別料金)は、東部の街を見下ろす丘の公園、比治山公園にあります。黒川紀章の設計による建物は、丘の地形と一体化しています。常設コレクションは、1960年代以降の日本と国際的な現代美術が中心です。公園の立地のため、アプローチの小道から街のパノラマが広がります。
13. 宮島へのJRフェリー
宮島口から宮島へのJRフェリー(片道210円、JRパスで無料)は、瀬戸内海を10分で渡り、日本で最も絵になる目的地のひとつに着きます。近づくにつれ、厳島神社の海に浮かぶ鳥居が見えてきます。宮島には丸1日をかける価値があります。詳しくは宮島の専用ガイドをご覧ください。
広島・宮島日帰りガイドで全ルートを計画でき、GetYourGuideの広島発の宮島日帰りツアーなら移動の手間が省けます。広島のおすすめツアーもご覧ください。
14. 宇品港の夕日
広島駅から市内電車で行ける宇品港エリアは、瀬戸内海を西向きにほぼ遮るものなく見渡せる工業港の地区です。港から見る夕日は、水面に落ちる光と遠くの島影が美しく、人気の展望スポットより混雑せず、飾り気のない代替の場所です。無料です。
15. マツダミュージアム
マツダミュージアム(無料)は、広島に本社を置くマツダ株式会社の歴史を、歴史的な車両のコレクションと工場の生産ラインの見学を通じて紹介しています。見学は月曜から金曜(祝日を除く)に行われ、マツダのウェブサイトでの事前予約が必要です。生産ラインで車が組み立てられる様子を見る工場見学が、主な見どころです。90分を見込んでください。
16. 西条の酒蔵めぐり
西条(広島からJR山陽線で30分、往復700円)は、日本三大酒どころのひとつで、8つの主要な酒蔵が歩ける範囲に集まっています。ほとんどの蔵には、営業時間中(約9時〜17時)に予約なしで入れる試飲室があります。試飲料の200〜500円で、通常は3〜5種類を味わえます。酒ミュージアム(無料)では、醸造の工程についての背景を知れます。蔵が稼働している平日の訪問が最適です。
西条の日本酒テイスティングツアーなら、広島からの電車と酒蔵訪問を手配してくれます。
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1日と2日のモデルプラン
| 日 | 午前 | 午後 | 夜 |
|---|---|---|---|
| 1日のみ | 平和記念資料館と原爆ドーム(3時間) | 広島城と縮景園(2時間) | お好み村でお好み焼き |
| 2日のうち1日目 | 平和記念公園、資料館、原爆ドーム(3時間) | 国立平和祈念館、原爆の子の像(1時間)、広島城(1.5時間) | 流川の居酒屋 |
| 2日のうち2日目 | 宮島で1日(フェリー、神社、弥山登山) | - | 18時までに戻り、お好み村で夕食 |
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