青森には、世界的な先史時代の遺産、日本屈指の迫力ある祭り、国内有数の森の散策路ともいわれる渓谷、火山活動が作った景観など、多彩な体験があります。市の外には、さらに可能性を広げる日帰り旅行先も数多くあります。ここでは、青森とその周辺のおすすめ15選を紹介します。
1. ねぶたの家 ワ・ラッセ
青森のウォーターフロントにあるワ・ラッセ(620円)は、毎年のねぶた祭の山車のうち最も印象的なものを常設ギャラリーに収めています。紙と針金でできたこの巨大な作り物は、高さも幅も通常7〜9メートルあり、伝説の武者、歴史の場面、神話の人物を鮮やかな色で描き、内側から蛍光灯で照らします。針金の骨組みや手描きの紙の表面の細かさは、パレードの速度ではぼやけてしまう部分に歩み寄れる、静止した博物館でこそ最もよくわかります。
時間が限られている方へ。GetYourGuideのねぶたと青森市内のガイド付きツアーなら、地元の解説つきで山車を見学できます。
館内では、ねぶたの伝統の歴史全体を紹介し、制作過程(1台ごとに数カ月かかり、専門の職人が関わります)を説明し、過去のパレードの映像も上映しています。祭りの時期以外に訪れても、東北で最も視覚的に印象的な博物館体験のひとつです。
2. 三内丸山遺跡
ユネスコの世界遺産である三内丸山遺跡(主要エリアの入場は無料)は、紀元前3,900年から紀元前2,200年までの約1,700年にわたり続いた集落を保存・復元しています。復元された竪穴住居(茅葺き屋根の半地下式)、長さ32メートルの大型の共同住居、高床の倉庫、そして何より印象的な、推定高さ15メートルまで復元された6本柱の建造物の間を歩けます。
遺跡内の博物館では、土器、土偶、漆器、道具が非常に良い状態で展示されています。湿った土の中に保存されていた5,000年前の漆工品の質の高さには、本当に驚かされます。所要は90分から2時間。遺跡へは青森駅からバスで30分(280円)、火曜休館です。
3. 青森県立美術館
青森県立美術館(510円)は、大都市以外の日本の美術館の中でも特に興味深いコレクションを所蔵しています。主な見どころは奈良美智の作品群で、複数の大型絵画と、屋外の中庭に立つ高さ約8.5メートルの白い犬の彫刻「あおもり犬」が有名です。また、マルク・シャガールがバレエ「アレコ」(1942年)のために描いた4枚の巨大な舞台背景画(それぞれ幅約8メートル)がすべて展示されています。
青木淳が設計した建物は建築的にも優れ、屋内空間は隣接する三内丸山遺跡の竪穴住居を参照しています。美術館と三内丸山遺跡は数百メートルしか離れていないので、両方を半日の行程にまとめるのが最も効率的です。
4. 弘前城と桜の日帰り旅行
弘前城(青森からJR奥羽本線で40分、330円。城の入場料320円)は、日本に12しか残らない現存天守のひとつで、東北では最も優れています。1611年に築かれた3層の天守は、堀に囲まれた2,600本の桜の公園の中に建っています。4月下旬から5月上旬には、桜が北日本で最も名高い景色をつくり、堀に浮かぶ散った花びらと城の映り込みは、日本の春を象徴する光景のひとつになりました。
車がない場合は、弘前城と桜のガイド付きツアーなら、電車やバスの乗り継ぎを任せられます。
桜の季節以外でも、江戸時代のままの建築と秋の紅葉(10月下旬〜11月上旬)を見る価値があります。城下町の弘前には、洋風の明治期の建物が保存されているほか、津軽ねぷたの山車(ねぶたの地元版で、津軽藩ねぷた村で通年展示、600円)、地元のクラフトシードルを造る弘前ブルーイングカンパニーもあります。
5. 奥入瀬渓流を一日かけて歩く
焼山から十和田湖の子ノ口まで続く、全長14kmの渓流沿いの遊歩道は、東北で最も優れた散策路のひとつです。奥入瀬の流れは、原生林のブナやカエデの森を下り、銚子大滝、雲井の滝、阿修羅の流れなど十数カ所の名前のついた滝、苔むした岩、澄んだ淵、平らな岩の上をなめらかに流れる川面を通り抜けます。
奥入瀬渓流のガイド付きウォークは事前に予約できます。夏以外は公共バスの本数が減るので、助かります。
林冠が赤や金色に染まる秋のピーク(10月中旬〜11月上旬)が最も劇的ですが、夏の緑の渓流も美しいものです。青森からのバスは季節運行で(焼山の入口まで片道約1,500円、1時間30分)、一部だけ歩くなら、白神の滝から子ノ口の間の5kmで主な滝を通り、約1.5時間かかります。
6. 十和田湖の遊覧船
十和田湖(奥入瀬渓流の上流端からバスで行けます)は、深さ326メートル、透明度の高いカルデラ湖です。十和田湖畔と子ノ口の間の遊覧船(片道1,400円、往復2,000円、60分)は、四方にそびえる森に覆われたカルデラの壁を眺めながら湖面を渡ります。湖岸には小さな観光集落を除き人の手が加わった景観がなく、周囲の自然は十和田八幡平国立公園として保護されています。
湖と渓流を組み合わせるなら、地元バスよりも十和田湖と奥入瀬のツアーのほうが簡単です。
7. 十和田市現代美術館
十和田市にある十和田市現代美術館(湖からバスで25分、入館500円)は、国際的に重要な作家による大規模な常設作品を委託制作した現代美術の空間です。塩田千春の部屋いっぱいに広がる糸と物体のインスタレーション、ロン・ミュエクの超写実的な彫刻、奈良美智や草間彌生の作品が常設コレクションに含まれます。隣接する商店街沿いの屋外アートは無料です。
8. 津軽三味線の生演奏
津軽三味線は三弦の撥弦楽器で、速く、打楽器的で、技術的にも難しい、非常に激しい奏法が特徴です。江戸から明治時代にかけて、津軽地方(青森県西部)で、各地を回る盲目の演奏家たちの間で発展しました。今日では青森を代表する伝統音楽で、吉田兄弟などの演奏家によって全国に広まりました。
生演奏の席は埋まりやすいので、出発前に津軽三味線の公演情報を確認しておきましょう。
生演奏(専用会場で800〜2,000円、夜の公演)は、弘前の津軽藩ねぷた村と、青森市内の数カ所の会場で聴けます。生演奏の音は、力強く駆り立てるリズムと、装飾の多い旋律線を持ち、日本の伝統音楽のほかのどれとも違います。
9. 黒石の板屋細工(津軽の木工)
黒石市(青森からJRで1時間)は、津軽の板屋細工の中心地です。カエデや桜の木を曲げて彫り、盆や容器、装飾品に仕立てる伝統的な木工です。板屋細工の工芸館(300円)では製作工程を見学でき、歴史的な作品も展示しています。職人が現場で制作し、作品の購入もできます。町には保存状態の良い伝統的な町並み(こみせのアーケード通り)や、複数の温泉もあります。
10. 弘前のりんご狩り
9月下旬から10月(ふじのピークは10月中旬ごろ)には、弘前郊外の丘陵地にある果樹園が、りんご狩り体験のために開園します。入園料は通常500〜1,500円で、一定量の収穫が含まれ、追加分はキロ単位で購入します(ふじ800円/kg、むつ700円/kg、王林750円/kg)。気軽でのんびりした体験で、木々の間を歩き、品種を食べ比べ、もぎたての果物を袋に入れて持ち帰れます。
観光案内所(弘前の観光案内所)では、毎年秋に開園日と料金を更新した果樹園リストを用意しています。
11. 大鰐温泉
大鰐の温泉町(青森からJRで1時間、590円)は、市の南の山あいの谷にあります。小さな伝統的な温泉地で、鳴子や銀山のような東北の大きな温泉より設備も客も少ないですが、だからこそ雰囲気があります。大鰐温泉の浴場施設での日帰り入浴は500円(午前9時〜午後4時)。泉質はナトリウム-カルシウム-塩化物泉で、血行を促すという評判があります。
12. 青い池の日帰り旅行(北海道への延長)
北海道・美瑛にある有名な青い池は、水中に浮遊する水酸化アルミニウムのコロイドで強い青緑色に見え、厳密には青森県外にあり、青函トンネルを通って北へ向かう必要があります。青森からは、北海道新幹線で旭川まで(2時間30分)、そこからバスで美瑛へ、さらに地元の交通で池まで。入場は無料で、反射した色に日光が勝らない曇りの日に最も鮮やかです。青森からの日帰りも可能ですが、北海道で1泊するほうが現実的です。
13. 恐山のカルデラ湖
下北半島の恐山は、伝統的な仏教の世界観で、高野山、比叡山と並ぶ日本の三大霊場のひとつです。活火山のカルデラに位置し、硫黄ガスが地面から噴き出し、土壌は荒れた灰色で、カルデラ湖(宇曽利山湖)は火山性の酸性による鮮やかな青緑色をしています。荒涼とした火山の景観と、その中に置かれた寺院や供養塔とのコントラストは、深く奇妙です。
境内への入場は無料です(菩提寺の温泉は500円)。青森からは、JRで下北駅まで(1時間55分、1,910円)、バスまたはタクシーでむつへ、そこから季節運行の下北交通バスで恐山へ(35分)行きます。11月から4月は閉山です。夏の例大祭の時期には、地元の女性の霊媒(イタコ)が集まり、死者と交信するのが伝統です。
14. 竜飛崎
本州最北端の竜飛崎は、津軽海峡の北海道までの距離が最も近い地点で、開けた海の幅は約19kmです。岬へは蟹田駅からバス(2時間)で行き、風が打ちつける断崖、灯台、青函トンネルの入口の坑道(海面近くの工業施設として見えます)があります。体験の中心は地理的な果てにいる感覚で、本島の端に立ち、三方に海が見え、晴れた日には北海道が水平線上の青いシルエットとして見えます。
人気の体験は事前予約を: 青森のツアーとアクティビティには、ガイド付きの選択肢、優先入場チケット、没入型の文化体験があります。
15. 青森魚菜センター(朝市)
青森の魚と農産物の市場(午前5時〜午後3時)は、青森駅のすぐ北の屋根付きアーケードの中にあります。約50の店が、陸奥湾や太平洋の新鮮な魚介(ホタテ、ウニ、ヒラメ、旬の魚)を販売しています。数軒には小さなカウンター席があり、早朝から新鮮な海鮮丼(のっけ丼、1,500〜2,500円)が出されます。とくにホタテは格別で(青森は日本有数のホタテ産地です)、購入直後に市場で生や焼きで食べるのがおすすめです。
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