金沢は日本で最も保存状態のよい城下町とよく言われ、その地形にも歴史が反映されています。主な見どころ(兼六園、金沢城、東茶屋街の芸妓の街、長町の武家屋敷跡)は、歩いて回れる歴史的な中心部に集まっています。日本の大都市と違い、金沢には地下鉄も路面電車もありません。移動は、周遊バスと徒歩を組み合わせ、離れた場所にはときどきタクシーや自転車を使うことになります。
市はコンパクトなので、多くの旅行者は大半の時間を徒歩で過ごします。周遊バスは、徒歩では離れすぎているいくつかの見どころの間を埋めてくれます。
金沢周遊バス(城下まち金沢周遊バス)
金沢周遊バス(正式名称は城下まち金沢周遊バス)は、市内で旅行者が使う主な交通手段です。金沢駅を起点に、主要な観光地すべてをカバーする、重なり合う2つのコース(左回りと右回り)を運行しています。
主な停留所:
| 停留所 | 近くの見どころ |
|---|---|
| 金沢駅東口 | 始発・終点、鼓門 |
| 兼六園下 | 兼六園の正面入口、金沢城 |
| 香林坊 | 金沢21世紀美術館 |
| 橋場町 | 東茶屋街(最寄りの停留所) |
| 武蔵ヶ辻 | 尾山神社、中心部の商業エリア |
| 片町 | 長町武家屋敷跡(最寄りの停留所) |
| 香林坊 | 近江町市場のアーケード |
運賃: 周遊区間内なら距離にかかわらず1回200円
1日乗車券: 700円。4回乗れば元が取れます。金沢駅東口(兼六園口)側のバスターミナル、または運転手から購入できます。
運行間隔: 日中は10〜20分おき、夜は本数が減ります。左回りと右回りで停まる停留所が少し異なるため、目的地がどちらのコースかは駅の路線案内板で確認してください。
周遊バスは金沢港周辺や外側の住宅地には行きません。そうした地域は、北陸鉄道の一般のバスがカバーしています。
一般の市内バス(北陸鉄道)
北陸鉄道(北鉄)は、周遊バス以外の市内バス路線網を運行しています。運賃は約200円からで、距離により上がります。ICカード(Suica、ICOCA、PASMO)が使えます。
北鉄の金沢〜京都・大阪の高速バスは金沢駅の外から発車し、京都や大阪へ最も安く行く手段です(比較は下の新幹線のセクションを参照)。
空港バス: 北陸鉄道のエアポートライナーが、小松空港(KMQ)と金沢駅の間を運行しています。所要時間は約40分、運賃は2026年時点で約1,100円です。便の到着時刻に合わせて運行しています。
北陸新幹線
近年の金沢で最大の交通面の変化は、2024年3月の北陸新幹線の敦賀延伸です。以前の金沢は新幹線の西の終点でしたが、現在は列車が敦賀まで走り、乗客は敦賀でJRの特急に乗り換えて大阪や京都へ向かいます。
金沢からの主な新幹線の接続:
| 行き先 | 路線 | 所要時間 | おおよその運賃 |
|---|---|---|---|
| 東京 | かがやき/はくたか新幹線 | 2時間30分 | 14,120円 |
| 東京 | はくたか(停車駅が多い) | 3時間45分 | 14,120円 |
| 大阪(敦賀経由) | 敦賀まで新幹線+サンダーバード | 2時間20分 | 8,580円 |
| 京都(敦賀経由) | 敦賀まで新幹線+サンダーバード | 2時間 | 7,700円 |
| 富山 | 新幹線(はくたか/かがやき) | 25分 | 3,220円 |
| 長野 | はくたか新幹線 | 1時間15分 | 6,580円 |
JRパス利用者への注意: かがやき(最速、停車駅が少ない)は通常のJRパスの対象外です。代わりにはくたかを使ってください。はくたかでの東京までの所要時間は約3時間45分です。金沢〜大阪間の新幹線とサンダーバードの区間は、JRパスの対象です。
新幹線の座席の事前予約: 北陸新幹線は、桜の時期(3月下旬〜4月上旬)やゴールデンウィークに数週間前から満席になるため、事前予約をおすすめします。JRのみどりの窓口またはJRのウェブサイトで予約できます。
ICカード
金沢には市独自のICカードはありません。Suica、ICOCA、PASMOなどの全国のICカードが、次の乗り物で使えます。
- 金沢周遊バス
- 北陸鉄道の市内バス
- JR北陸新幹線(普通席の運賃のみ。指定席料金は別の切符が必要)
JR金沢駅の券売機、またはコンビニ(セブン-イレブン、ファミリーマート、ローソン)でチャージできます。
ICカードでは、新幹線の指定席券やサンダーバード特急の料金は支払えません。金沢駅構内のみどりの窓口、またはJRのウェブサイトで事前に別途購入してください。
空港アクセス
**小松空港(KMQ)**は金沢に最も近い商業空港で、市の南西約35kmにあります。鉄道は通っていないため、バスが標準的な手段です。
- 北陸鉄道エアポートライナー - 小松空港から金沢駅まで: 約40分、2026年時点で約1,100円。バスは到着便に合わせて、日中を通して運行しています。
- タクシー - 金沢中心部まで約7,000〜9,000円。3〜4人で割り勘にする場合のみ現実的です。
出迎え付きの定額送迎には、小松空港の到着に対応しているKiwitaxiとWelcome Pickupsがあります。
補足: 大阪(関西国際空港、KIX)や富山(TOY)に到着する旅行者もいます。大阪からは、敦賀経由の新幹線接続で約2時間20分です。富山からは、新幹線でわずか25分です。
タクシー
金沢のタクシーはメーター制です。周遊バスの本数が減る夜に、東茶屋街や長町へ行くのに便利です。
おおよその運賃(2026年時点):
- 初乗り: 最初の1.4kmで約720円
- 金沢駅から兼六園: 900〜1,200円
- 金沢駅から東茶屋街: 1,000〜1,400円
- 深夜割増(22:00〜5:00): 20%増
金沢では、料金が事前に分かるタクシー配車アプリのGOが使えます。
サイクリング
金沢の歴史的な中心部は比較的平坦で、サイクリングに向いています。浅野川と犀川の遊歩道は、古い地区をつなぐ車のないルートです。
まちのりKanazawa(シェアサイクル):
- 30分ごと: 165円
- 1日パス: 1,100円
- 金沢駅、兼六園、東茶屋街、中心部のあちこちにポートがあります
金沢駅付近のレンタルショップでは、シティバイクを1日約1,000円から借りられます。中心部から約10分の東茶屋街や、浅野川沿いの土手へ行くのに、サイクリングは特に快適です。
坂についての注意: 金沢の旧市街の中心部はほぼ平坦ですが、西側の住宅地(卯辰方面)には坂があります。のんびり走るなら、川沿いと城の周辺にとどめましょう。
徒歩
歴史的な中心部に泊まる、またはその近くにいる旅行者にとって、徒歩が主な見どころをつなぐ最も現実的な手段です。
- 兼六園から金沢城: 5分
- 金沢城から21世紀美術館: 徒歩10分
- 21世紀美術館から東茶屋街: 橋場町の通りを抜けて25分(または周遊バスで1停留所)
- 長町武家屋敷跡から香林坊の商業エリア: 10分
歴史的な中心部は、ゆっくり自分のペースで歩いて回る価値があります。近江町市場と東茶屋街の間の細い路地に、観光の定番ルートから外れる時間を取りましょう。
金沢の交通のまとめ: ジャパンレールパスは、北陸新幹線(はくたか)と大阪へのサンダーバードの接続に使えるため、金沢を東京や関西と組み合わせる旅行者に特に便利です。小松空港への到着には、Kiwitaxiの定額送迎があります。
旅行の計画
- 航空券 - 日本行きの最安運賃を探す
- ホテル - Booking.comで金沢のホテルを検索
- 旅行保険 - 出発前に加入する
- eSIM - 到着直後から接続する
- レンタカー - 各社の料金を比較する
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