相撲は日本で最も古く、最も格式のあるスポーツのひとつで、神道の儀式に根ざした1,500年の歴史があります。東京にある相撲の聖地、両国国技館で本場所を観戦すること、あるいは相撲部屋(heya)の朝稽古を見学することは、この街で最も記憶に残る体験のひとつです。どちらも予備知識は不要で、きちんと準備すれば旅行者にも十分に楽しめます。
本場所の週は旅の計画に影響します。その様子は、東京の5月場所に関する記事で紹介しています。
ツアー早見表
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| ツアー | 所要時間 | 料金(から) | 人数 | ハイライト |
|---|---|---|---|---|
| 相撲の朝稽古見学・両国 | 3時間 | $60/人から | 少人数(最大12人) | 部屋見学、座席あり、英語ガイドの事前説明 |
| 相撲本場所チケット+両国ウォーキングツアー | 5時間 | $110/人から | グループ | 椅子席チケット、両国のガイド付き散策、ちゃんこランチ |
| プライベート相撲朝稽古体験 | 3時間 | $120/人から | プライベート | 貸切の部屋見学、撮影可、時間調整可 |
| 相撲朝稽古+ちゃんこ鍋ランチ | 4時間 | $85/人から | 少人数 | 稽古見学、英語解説、ちゃんこ料理付き |
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両国:東京の相撲の街
墨田区の両国は、日本の相撲の中心地です。JR総武線の両国駅(秋葉原から10分、¥170 / 約US$1.15)から徒歩圏内に、30を超える相撲部屋があります。平日の朝には、木綿の浴衣姿の力士がコンビニへ向かったり、稽古から戻ったりする姿が見られます。急がないゆったりとした職人町の雰囲気は、東京の中心部の多くとは違った印象を与えます。
この地区の中心は両国国技館で、収容1万3,000席の会場では、年6回の大相撲本場所(honbasho)のうち3回が開催されます。国技館は1985年に現在の形でオープンし、相撲の土俵のあるホール、屋上の小さな部屋、そして入口の相撲博物館を備えています。
大相撲本場所:知っておきたいこと
大相撲の本場所は、毎年6回開催されます。
| 月 | 開催地 |
|---|---|
| 1月 | 東京(両国国技館) |
| 3月 | 大阪(エディオンアリーナ大阪) |
| 5月 | 東京(両国国技館) |
| 7月 | 名古屋(ドルフィンズアリーナ) |
| 9月 | 東京(両国国技館) |
| 11月 | 福岡(福岡国際センター) |
各場所は15日間です。下位の取り組みは8:00ごろから始まり、花形の幕内の取り組みはおよそ16:00~18:00に行われます。午後の遅い時間から行けば、1日がかりにならずに、最高位の力士と最も儀式性の高い取り組みを楽しめます。
チケット料金(2026年時点)
チケットは席の種類と日によって料金が変わります。場所の序盤は比較的空いていて、14日目と千秋楽(最終の週末)が最も人気です。
| 席の種類 | 料金(円) | 料金(米ドル) |
|---|---|---|
| 土俵に近い桝席(座布団の相席) | ¥8,500~¥11,700 | US$56~77 |
| 椅子席(下段) | ¥3,800~¥6,900 | US$25~46 |
| 椅子席(上段) | ¥2,100~¥3,500 | US$14~23 |
桝席は土俵(粘土の土俵)に近い4人用の座布団席で、定番の体験ですが、人気の東京場所では数週間前に売り切れます。日本相撲協会の公式サイト(sumo.or.jp)から、発売開始後できるだけ早く、通常は各場所の6~8週間前に予約してください。平日の朝8:00から、窓口で当日の立見券(¥2,200 / US$15)が出ることもあります。
英語ガイド付きのパッケージ体験を販売している事業者もいくつかあります。
- Japan Wonder Travelの本場所パッケージ:椅子席チケットと英語ガイドの事前説明込みで、およそ¥18,000(US$120)
- Viatorの相撲観戦ツアー:会場入場と事前の両国散策込みで、およそ¥16,500(US$110)
番付、儀式の装束、採点について知りたい初心者に便利です。取り組み自体は数秒で終わるため、取り組み前の儀式を理解することが、観戦を楽しむ鍵になります。
朝稽古の見学
多くの旅行者が知らない体験です。すべての相撲部屋は力士のために朝の稽古を行っており、東京の部屋のいくつかは、少人数の外部見学者を受け入れています。通常は平日で、6:00~7:30に到着し、稽古が終わる9:00か10:00ごろまで見学します。
稽古は生々しく、間近で見られます。稽古用の土俵(本場所の土俵より小さい)の周りに、座布団に座って見学し、基礎練習をする力士や、ぶつかり合う力士、四股や投げ技の反復練習を、2~3mの距離で目にすることもあります。解説も前座も演出もなく、プロのアスリートが仕事をする姿そのものです。
部屋見学のルール
マナーは厳格で、例外はありません。
- 部屋の中は飲食禁止
- 稽古中は静かに。ほとんどの部屋で会話、通話、動画撮影は禁止
- 撮影のルールは部屋によって異なり、当日ガイドが案内します
- 見学者は通常、正座またはあぐらで床のマットに座ります。背もたれの低い椅子が用意されることもありますが、保証はありません
- 時間どおりに到着してください。遅刻者は通常入場できません
旅行者を受け入れる部屋の多くは、直接の問い合わせではなく、公認のツアー会社を通じた事前予約が必要です。言葉の問題もありますが、部屋が信頼する少数の事業者と長年の関係を築いているためでもあります。
朝稽古のおすすめ事業者
- Japan Wonder Travelの相撲朝稽古ツアー:1人およそ¥9,000(US$60)、6~12人のグループ、両国駅付近に集合。入場前に番付と用語について英語で説明があります。
- Magical Tripの東京相撲朝稽古:およそ¥8,500(US$56)、最大10人のグループ。形式は同じで、両国で朝の枠、座席付きです。
- Viatorの相撲部屋朝見学:およそ¥10,500(US$70)、見学後の両国散策とちゃんこ鍋ランチのオプション付き。
朝稽古ツアーの催行可否は、部屋の予定や力士のけが・休養によって左右されます。本場所期間(年6回、15日間)中は稽古の進め方が異なり、外部の見学者を受け入れない部屋もあるため、予約前に事業者に確認してください。
相撲博物館
両国国技館の正面入口内にある相撲博物館は、浮世絵、場所の記録、儀式用具を通じて相撲の歴史を紹介しています。入館は無料で、常設展示は年間を通して入れ替わり、さまざまな歴史資料が展示されます。
本場所期間中は、10:00~16:30に一般公開されます(最新の時間はsumo.or.jpで確認してください)。場所以外の日は、国技館の別のイベントのチケットが入館に必要です。観戦の日には、席の時間より前に博物館も合わせて訪れるのがおすすめです。
主な展示は、江戸時代の横綱の錦絵、床山(力士の髪を結う専門職)の道具、天皇賜杯のレプリカなどです。ラベルは主に日本語ですが、視覚的な展示は言葉がわからなくても楽しめます。
ちゃんこ鍋:力士の食事
朝稽古の後は、ちゃんこ鍋を食べるのが自然な流れです。鶏や魚介のだしに、豆腐、野菜、うどんを加えた高タンパクの鍋で、力士が体重を維持するために、1日2回大量に食べる主食です。
両国には、元力士が経営するちゃんこ鍋の店がいくつかあります。
- ちゃんこ霧島(両国駅西口付近):元横綱の霧島が営む店。ランチセットはおよそ¥1,800(US$12)から、ディナーはおよそ¥3,500(US$23)から。平日のランチは多くの場合予約不要。
- ちゃんこ巴潟:この地区で最も古いちゃんこ店のひとつで、明治時代から営業。ランチはおよそ¥1,500(US$10)から。平日は早く閉まります。
- ちゃんこ川崎:濃厚な醤油ベースのだしで知られます。場所期間中のディナーは予約をおすすめします。
ちゃんこ鍋は単なる話題づくりではなく、本当においしい料理です。両国のちゃんこは、新宿や浅草付近のちゃんこ店よりもボリュームがあり、観光客向けにパッケージ化されていません。
訪問の計画:時期と動き方
東京で本場所が開催されている場合(1月、5月、9月):チケットは早めに購入し、午後に観戦し、開場前の午前中に両国を歩きましょう。場所中の街は目に見えて活気があり、ファンの集まりや報道陣の姿もあります。
本場所が開かれていない場合: 朝稽古ツアーが目玉の体験です。相撲博物館、ちゃんこ料理店でのランチ、そして江戸東京博物館(両国駅から徒歩5分。改修中のため、訪問前に再開日を確認してください)への散策を組み合わせましょう。
アクセス: 秋葉原または新宿からJR総武線(快速または各駅停車)で両国駅まで約10~15分。都営大江戸線も両国に停車します。浅草からタクシーで約10分です。両国に乗り入れるすべての路線でSuicaが使えます。街の移動や電子チケットのQRコード表示のために、搭乗前に有効化できる日本のeSIMが手軽です。
本場所観戦の実用メモ
- 下位以外の取り組みでは、念入りな取り組み前の儀式があります。清めの塩まき、四股、長いにらみ合いです。この儀式に数分かかることもあり、実際の取り組みは5秒足らずで終わることもあります。
- 行司は正式な装束で軍配を持ちます。土俵の周りに座る5人の審判(勝負審判)が判定を覆すことがありますが、まれで、活発な議論を呼びます。
- 優勝は15日間で最も勝ち星の多い力士が決まります。全勝(15勝0敗)はまれで、大きな興奮を生みます。12勝3敗で最後の取り組みで優勝を決める力士でも、会場を沸かせるのに十分なドラマになります。
- 会場では飲食物が売られています。弁当、ビール、軽食が揃います。桝席には伝統的に、弁当を席まで届けるサービスが付きます。
番付の基本
相撲の番付制度の基本を知るだけで、観戦はぐっと面白くなります。
- 横綱:最高位で、同時に務めるのは通常2~3人以下です。横綱は降格がなく、調子を落とした横綱は引退するのが慣例です。
- 大関:2番目の位で、昇進と降格の基準が定められています。
- 幕内:最上位の42人の力士で、上位の主要な位に幕内力士が加わります。
- 十両、幕下、三段目、序二段、序ノ口:下位の階級で、朝の取り組みで見られます。これらの力士も並外れたアスリートですが、幕内の力士ほどの経験や体格はありません。
会場では、すべての力士、番付、所属部屋を載せた取組表(英語版もあり)が手に入ります。入場の際に手に取っておくとよいでしょう。
相撲は、日本でも特に見逃せない体験のひとつです。ほぼ無音の朝稽古を見るにせよ、横綱が負けた瞬間に国技館が沸き上がるのを聞くにせよ、早めに予約し、好奇心を持って、最後の取り組みまで見届けてください。