函館は、小さくて歩きやすい街に、個性的な体験が集中していて、訪れる人を満足させてくれます。夜景、朝市、星形要塞、西洋文化の遺産が残る坂の街で主な見どころを網羅できますが、温泉、静かな修道院、日帰り旅行、イカ釣り、クラフトビールなど、3〜4日を重複なしで埋められる脇役のアクティビティも十分にあります。優先したい体験を紹介します。
函館の見どころをひと目で(料金は2026年時点):
| スポット | 詳細 | 料金 |
|---|---|---|
| 函館山の夜景 | ロープウェイは3分間隔、日没30-40分前に乗車 | 往復1,500円 |
| 朝市 | 300店、5:00-正午、7-11月はイカ釣り | いくら丼約1,500円から |
| 五稜郭タワー | 1866年完成の星形要塞 | 840円 |
| 旧公会堂・元町 | 坂の上の洋館街 | 1棟300円 |
| 大沼公園 | JR35分、4-10月はカヤック | JR540円、カヤック2,500円 |
| ラッキーピエロ | 地元チェーンのチャイニーズチキンバーガー | 530円 |
1. 函館山の夜景
函館山(標高334m)からの夜景はミシュランの三つ星に評価され、日本屈指の視覚体験のひとつです。一度見れば、その評価の理由がわかります。街は2つの湾の間の細い地峡にあり、上から見ると、住宅街と港の灯りが下の尾根の両側に左右対称に広がります。完全に暗くなったときの眺めには、写真が伝えきれない整然とした輝きがあります。
函館の夜景ツアーは、ロープウェイのチケットと夜景の時間帯をセットにしています。
ロープウェイ(往復1,500円)は、元町の坂にある山麓駅から、ピーク時は3分おきに出発します。日没の30〜40分前(冬は16:00、夏は19:00)に乗ると、昼から夕暮れ、そして夜景の点灯へと移り変わる様子を見られます。展望台は吹きさらしなので、季節を問わず暖かい重ね着を持参し、冬はさらに厚着にしてください。下りの最終便は22:00です。
2. 函館朝市の朝食
300軒の屋台が並ぶ朝市は、午前5時に開き、正午まで営業し、最も新鮮な海鮮と賑わいは午前6時から9時です。カウンターの食堂は開店から海鮮丼を出しており、標準的ないくら丼は1,500〜2,000円、うに丼は2,500〜4,000円、具材をいろいろ盛り合わせた最上級の丼は4,000〜5,000円に達します。
函館朝市グルメツアーは、屋台選びにガイドが欲しい人に便利です。
7月から11月には、一部の市場の屋台で活イカ釣りができます。小さな水槽から手持ちの釣り糸でイカを釣るのに1,000円、その場で刺身にしてもらうのに500円かかります。釣って数分以内にイカを食べるのは、この場所とこの季節ならではの函館の体験です。
市場は午前5時に開きますが、午前6時に着くと、新鮮さ、屋台の賑わい、ほどよい行列の長さのバランスが取れます。市場は函館駅のすぐ隣にあり、移動手段は不要です。
3. 五稜郭と五稜郭タワー
五稜郭(タワー入場料840円)は、1866年に完成した、日本初の西洋式稜堡式城郭です。星形の土塁と堀は、すべての堡塁の面から防御射撃ができるよう設計されており、オランダやフランスの軍事建築を学んだ日本人技術者が応用したヨーロッパの技術です。この形は地上からは見えず、2006年に建てられた(要塞とは別の)タワーからのみ、五角形の星の輪郭がわかります。
五稜郭のガイドツアーは、地上からはわかりにくい星形要塞の構造を解説します。
タワーの展望台からは幾何学的な形がはっきり見え、桜の季節(4月下旬)には、ピンクの木々が星の5つの頂点をなぞって特に効果的です。1階の展示は、明治維新の最後の武力衝突である1868〜69年の箱館戦争を扱い、模型、文書、戦った人々の遺品を展示しています。要塞の敷地(公園)は無料で、散策に気持ちよい場所です。
12月と1月には、タワーの前庭がアイススケートリンク(スケートのレンタル込みで1,000円)になり、背後にライトアップされた要塞の壁を背景にできます。
4. 元町の坂道散策
市電通りの上にある元町地区は、函館で最も建築的に特徴のある地区で、明治後期(1868〜1912年)の、西洋の影響を受けた領事館、教会、商家、公共建築が建ち並ぶ坂の街です。通りへの立ち入りは無料で、個々の建物には小額の入場料がかかります。
旧函館区公会堂(300円)は目玉で、淡いブルーとクリーム色の、新古典主義の柱を持つ大きなコロニアル様式の建物で、1910年に完成しました。旧イギリス領事館(300円)には、気持ちのいい喫茶室と庭園があります。ハリストス正教会(外観は無料、内部は見学時間内)は、最も視覚的に特徴のある教会で、緑青の銅のドームが下の港から見えます。
十字街電停から主な建物を一周するには、90分を見てください。電停から旧公会堂までの坂は急なので、歩きやすい靴が大切です。
5. 旧函館区公会堂の夜景
旧公会堂(300円)は、11月から3月の日没後にライトアップされ、淡いブルーのファサードが、夜の丘の斜面と下に見える港を背景に浮かび上がります。ライトアップされた建物と港の夜景の組み合わせは、日中の気温が不快な冬でも、元町の坂を夜に登る価値があります。ライトアップは日没から22:00までです。
6. 金森赤レンガ倉庫
水際にある金森倉庫(入場無料)には、レストラン、工芸品店、函館ビールの醸造所直営のタップルームが入っています。訪れるのに最適なのは、レンガの建物が低い角度の夕方の光に染まり、背後の港に漁船の往来がある16:00〜18:00ごろです。倉庫の前の海沿いの遊歩道は、街で最も日中の眺めがよい場所です。
館内の函館ビールのタップルームでは、地元で醸造したラガー、エール、スタウトを1杯700〜1,200円で提供し、函館のあさりや燻製の海鮮を含む食事メニューもあります。12月には、前庭にクリスマスマーケット(入場無料)が開かれ、食べ物、工芸品、ホットドリンクの屋台が並びます。
7. ラッキーピエロのチャイニーズチキンバーガー
函館だけのバーガーチェーン、ラッキーピエロのチャイニーズチキンバーガー(530円)は、甘いたれをからめた揚げ鶏もも肉を柔らかいバンズで挟んだもので、街を代表する食体験のひとつになっています。倉庫の近くという点で、金森エリアの店舗が最も便利です。店内はピエロの飾り、ヴィンテージのおもちゃ、密な装飾で、意図的に雑然としています。注文はカウンターで行い、ピーク時(12:00〜13:30、18:00〜20:00)は行列がすぐにできます。
8. 湯の川温泉
湯の川は函館の主要な温泉地で、市電の終点(函館駅から20分、260円)にあります。温泉街に隣接する海岸沿いに大型のリゾートホテルがいくつも並び、ほとんどが1人600〜1,200円で日帰り入浴を受け付けています。ホテルテトラ(日帰り800円)には海を望む屋上露天風呂があり、湯の川温泉長楽館(600円)はより昔ながらの共同浴場の体験ができます。
お湯はナトリウム塩化物泉で、血行の改善に関連づけられています。温泉ホテルの前の海岸の遊歩道は一年中歩けます。冬は、冷たい海風と露天風呂の湯の対比が厳しく、そして心地よいものです。
9. トラピスチヌ修道院
トラピスチヌ修道院は、函館中心部からタクシーで15分(約2,000円)で、1898年にフランス人修道女によって創設された、日本最古の女子修道院です。敷地は一般の見学ができ(無料)、修道院の売店では修道女が作ったバタークッキー(缶入り900円)とバターキャンディーを販売しています。並木の参道、バラ園、ゴシックの影響を受けたレンガ造りの礼拝堂が、商業都市のなかに意外な静けさをつくりだしています。
修道院の内部は一般の見学者は入れません。敷地は17:00に閉まります(11月〜3月は16:30)。
10. 白神岬灯台の散策
函館から南へバスで20分の白神岬灯台近くの海岸エリアは、津軽海峡を望む迫力ある断崖を歩けるコースで、晴れた日には南の青森の海岸も見えます。灯台は無料で近づけ、周囲の断崖の道は未舗装で、乾いた日には歩きがいがあります。夏の週末以外は、観光客はほとんどいません。
11. 大沼国定公園の日帰り旅行
大沼公園は函館からJRで35分(540円)にあり、活火山の駒ヶ岳(標高1,131m)のふもとにあって、大沼、小沼、蓴菜沼の3つの湖が遊歩道とサイクリングコースでつながっています。公園は4月下旬(桜)、7〜8月(水上アクティビティ)、10〜11月(紅葉)がおすすめです。
函館発の大沼公園ツアーは、レンタカーなしで湖を巡れます。
湖のカヤック(2時間2,500円)は4月から10月に利用できます。湖岸の周遊道路は、レンタサイクル(1時間500円)で約1時間です。湖面に映る駒ヶ岳の眺めが公園を代表する光景で、山はときどき火山の蒸気を出し、景色に趣を加えます。
12. 大沼での乗馬
大沼エリアには、湖畔の森を巡るトレイル乗馬を提供する事業者があります(30分約3,500円、60分6,000円)。コースは森の小道を通り、湖と山を眺められます。事前の経験は不要です。4月から11月に利用でき、予約をおすすめします。
函館周辺の乗馬体験は、シーズン中に事前予約できます。
13. 朝市でのイカ釣りと食べ比べ
7月から11月には、朝市のいくつかの屋台で、小さな水槽から活きた函館のマイカを釣り(釣るのに1,000円、刺身に調理するのに500円)、数分以内に食べられます。この段階のイカの並外れた新鮮さは、歯ごたえがあり、わずかに甘く、透き通っていて、高級レストランのイカとも違います。函館ならではの季節限定のアクティビティで、時期が合うなら計画に組み込む価値があります。
14. 函館ビール、はこだてビヤホールでクラフトビール
金森倉庫内の函館ビールのタップルームでは、地元で醸造したビールを入れ替えながら提供しています(1杯700〜1,200円)。明治時代のドイツ式醸造に着想を得たモルト感のあるラガー、ダークマイルドエール、季節限定のビールなどがあります。レンガの店内と、倉庫の窓越しの港の眺めは、午後の休憩にぴったりです。毎日11:30から営業しています。
人気の体験は事前予約を: 函館のツアー・アクティビティには、ガイド付きの選択肢、行列を避けるチケット、没入型の文化体験があります。
15. 函館市北方民族資料館
元町地区にある函館市北方民族資料館(300円)は、アイヌ(北海道の先住民族)、サハリンのニヴフ、その他の北方の先住民族の文化と物質的な遺産を、交易拠点としての函館との関わりを軸に紹介しています。アイヌの衣服、道具、舟、儀式用品のコレクションは、よく整理され、わかりやすく解説されています。開館時間は夏は9:00〜19:00、冬は9:00〜17:00。月曜休館。
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