10月は、日本の静かなピークです。人出は4月より少なく、気温は丸一日屋外で過ごすのに最適で、北部や山岳地帯の紅葉は本当に壮観です。ルートを正しく選べば、10月は世界のどこでも見られないほどの見事な紅葉を、春の混雑のごく一部で味わえます。
10月上旬: ピークを迎える北海道
北海道の紅葉は、9月下旬から10月中旬です。10月1日までに国立公園は紅葉のピークに達し、10日までに多くの山岳エリアで色あせ始めます。北海道が行き先に入っているなら、10月の最初の10日間を優先してください。
大雪山国立公園は日本最大の国立公園で、毎年日本で最初に紅葉が見られる場所です。層雲峡からのロープウェイは公園の中心部へ上り、標高1,600メートル以上の高山の草原が、金、深紅、えんじ色に同時に染まります。シラカバとカエデの林を抜ける下りでは、色づきのゾーンが谷底まで広がります。ロープウェイの料金は、大人往復で約2,200円です。
支笏洞爺国立公園は、札幌の南1時間にある2つの火山カルデラを囲みます。支笏湖はカエデに覆われた斜面にぐるりと囲まれ、風のない朝には完璧に色を映します。湖と登別温泉の間のドライブは、10月第1週に鮮やかなオレンジに染まるミズナラの林を通ります。
実用的な情報: 札幌から層雲峡へは、バスで約3時間です。JRパスは北海道の主要な鉄道路線をカバーしますが、国立公園エリアはバスが必要です。効率的にエリア間を移動したいなら、札幌でレンタカーを借りましょう。大きな違いが出ます。
10月中旬: 日光と日本アルプス
北海道が色あせ始めると、紅葉前線は南の栃木県と日本アルプスへ移ります。10月中旬、およそ10月12日から25日は、どちらも最盛期です。
栃木県の日光には、ユネスコ世界遺産の神社の上の山の斜面に、約8,000本のカエデがあります。湯川が楓の林を下る竜頭の滝は、10月中旬までに真紅に染まります。日光の有名な滝への道、いろは坂のつづら折りには、15日から20日ごろにピークを迎えるカエデが並びます。
日光の主な見どころとおおよその費用:
- 日光東照宮(主要な境内): 大人1,300円
- 竜頭の滝の展望台: 無料、バス停から徒歩20分
- 中禅寺湖畔の散策: 無料
- 華厳の滝(エレベーターで滝壺へ): 大人570円
日光へは、東京から特急スペーシアXで2時間です(浅草から日光まで指定席4,810円)。日帰り客は9時までに到着しますが、宿泊すれば観光バスが来る前の朝の光を楽しめます。
長野県の日本アルプスと上高地は、10月中旬以降がピークです。梓川の谷底にある上高地では、3,000メートル級の山々を背景に、カラマツとダケカンバが金色に染まります。谷は11月15日に冬季閉鎖されるため、10月は山のハイキングの最後の機会です。上高地へは、沢渡からのバス乗り換えが必要です(自家用車は進入禁止)。往復のバスは約2,000円です。
立山黒部アルペンルートは、標高2,400メートル以上で富山県を横断します。10月中旬には標高の高い区間はすでに紅葉後ですが、美女平(標高1,930メートル)周辺の中標高区間が色づきのピークです。富山から大町(または逆)への全行程は丸1日かかり、約13,000円です。立山ロープウェイのチケットは早めに予約しましょう。時間指定の枠が発売され、週末の日付はすぐ売り切れます。
10月下旬: 中部本州と東京の初紅葉
10月20日以降、紅葉前線は木曽谷の中標高と東京の郊外に達します。
**木曽谷(長野県)**は、森に覆われた山々を抜ける、50キロの宿場町ルートです。妻籠宿と馬籠宿は最も撮影される立ち寄り先で、保存された江戸時代の宿場町の木造の建物が、10月下旬に琥珀色に変わり始めるカエデとケヤキに縁取られます。旧中山道沿いの両宿間の8キロの散策は、日本で最もやりがいのある日帰りハイキングのひとつで、町への入場は無料です。
10月下旬の東京は、まだ紅葉の盛りではありませんが、新宿御苑と明治神宮外苑が色づき始めます。新宿御苑は大人500円で、紅葉が本格化する前でも訪れる価値があります。フランス式庭園エリアでは、イチョウの木が早い色づきを見せます。
10月下旬の箱根は、紅葉シーズンの予告編で、彫刻の森美術館と湖畔が色づき始めます。箱根は、旅館の体験と、乾いた秋の空気でくっきりする富士山の眺めのために、いつでも1泊する価値があります。
宿泊: 大雪山の中心は層雲峡温泉、日光は日帰り客が来る前の町、京都は早めに
- 北海道: 札幌のホテルは、国立公園への日帰りアクセスがあり、交通の自由度が最も高いです。層雲峡温泉(大雪山)には温泉ホテルが少数あり、最高の紅葉の中心に滞在できます。
- 日光: 日光の町に1〜2泊すれば、日帰り客より先に竜頭の滝といろは坂を訪れられます。10月の最後の丸ごとの週末以外は、料金も手頃です。
- 京都: 10月下旬は京都のホテルを早めに予約しましょう。多くの宿で、25日から11月の料金がすでに適用されます。
事前予約: 立山ロープウェイ、トロッコ列車、日光の3連休の混雑
10月に絶対に欠かせない事前予約は次のとおりです。
- 立山黒部アルペンルート - ロープウェイの時間指定入場は、枠が発売され次第予約を
- 嵐山の嵯峨野トロッコ列車 - 秋の週末は2〜3週間前に売り切れ
- 3連休の日程の日光の宿泊(スポーツの日は10月第2月曜)
- 層雲峡温泉のホテル - 選択肢が限られ、10月上旬の週末は埋まります
交通: 主要幹線はJRパス、最高の展望台へは北海道でレンタカー
14日間JRパス(約70,000円、2026年時点)は、東京〜大阪の新幹線と、北海道と本州の主要路線のほとんどの特急列車をカバーします。最初の1週間を北海道だけで過ごすなら、北海道のレールパスで補いましょう。
北海道の国立公園で自由に動きたいなら、札幌か千歳空港でレンタカーを借りましょう。主要な見どころ間の移動時間が半分になり、バスでは行けない展望台にも行けます。
北海道の山の7度と東京の23度、同じ旅行の荷造り
10月の気温は、北海道の山で7度、東京で23度と幅があります。持ち物:
- 山岳エリア用の防水アウター
- 北海道とアルプスエリア用(10度以下)の暖かい中間着
- 東京と京都用の軽い重ね着(まだ15〜22度)
- 渓谷の道や神社の参道用の歩きやすい靴 - 多くは未舗装です
10月は雨が少なく(台風シーズンは10月上旬までに終わります)、山は独自の天気を作ります。大雪山に登る24〜48時間前に、天気予報を確認してください。
10月の日本は、計画的な人に報いてくれます。北海道と日光の宿泊は早めに確保し、月の後半はアルプスの天候の窓に合わせて柔軟にし、時間があれば京都は11月の延長に残しましょう。